【要約】DQM2 Save Editor 解析編 #1 レトロフリークのセーブデータを展開して生のSRAMを取得する [Zenn_Python] | Summary by TechDistill
> Source: Zenn_Python
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// Problem
開発者がDQM2のセーブエディタを開発する際、レトロフリークから取得したセーブデータがそのままでは利用できない問題に直面した。解析対象のデータが、ゲーム本来の形式とは異なる構造を持っていたためである。
- ・ファイルサイズが期待される32KBではなく、約8.5KBと不自然に小さい。
- ・バイナリの先頭に「RTN5」という未知のヘッダが存在する。
- ・データが独自形式でラップされており、生のSRAMとして直接扱えない。
// Approach
開発者は、バイナリデータの構造を特定するために、シグネチャの探索と自動展開を組み合わせた手法を採用した。未知のフォーマットに対し、論理的な推論とスクリプトによる検証を繰り返している。
- ・バイナリエディタを用いて、ファイル先頭の「RTN5」ヘッダを確認。
- ・データ内にzlib圧縮のシグネチャ「78 9C」を発見。
- ・Pythonの
zlibモジュールを使用し、オフセットを総当たりで探索する展開スクリプトを実行。
// Result
解析の結果、開発者はレトロフリークの独自形式を突破し、解析対象となる生のSRAMデータを完全に取得した。これにより、エディタ開発の基盤となるデータ抽出環境が整った。
- ・展開後のデータサイズが正確に32,768 bytesであることを確認。
- ・取得したデータが、ゲーム本来の生のSRAMであることを実証。
- ・今後の差分解析に向けた、安定した解析環境を構築。
Senior Engineer Insight
> 未知のバイナリフォーマットに対する、極めて標準的かつ合理的なリバースエンジニアリングの手順である。シグネチャ(78 9C)の特定から、総当たりによる展開試行へと繋げる実装は、開発コストを最小限に抑えつつ確実性を高めている。実務におけるプロトコル解析においても、こうしたパターンマッチングと自動化の組み合わせは、解析時間を劇的に短縮する定石といえる。