【要約】Upstage Information Extract API を Python から叩いてみる [Zenn_Python] | Summary by TechDistill
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// Problem
開発者が非定型ドキュメントから特定の情報を抽出する際、スキーマ設計とコスト管理の両面で課題に直面する。従来のLLMを用いた抽出手法では、以下の問題が発生しやすい。
- ・抽出項目の定義(スキーマ設計)に多大な工数がかかる。
- ・抽出項目が増えるほど、LLMのトークン消費量とコストが増大する。
- ・OCR結果から構造化データへ変換する際の精度維持が困難である。
// Approach
開発者は、UpstageのGUIツール「Studio」とAPIを組み合わせたハイブリッドな開発フローを採用する。Studioでスキーマを固め、APIへ移行する手順は以下の通りである。
- ・Studioの自然言語編集機能を用いて、抽出したい項目のスキーマを設計する。
- ・出力されたJSON Schemaを、APIのresponse_formatにそのまま投入する。
- ・Pythonのrequestsライブラリを用い、画像をBase64エンコードしてリクエストを送信する。
- ・大量処理を見据え、非同期処理用のエンドポイントを活用する設計を検討する。
// Result
Studioで作成したスキーマをAPIで利用することで、高い再現性と開発効率を実現した。検証の結果、以下の成果が得られている。
- ・StudioとAPIで、抽出結果がほぼ完全に一致することを確認した。
- ・請求書1枚の処理において、約10秒のレイテンシで実行可能であることを示した。
- ・項目数に依存しないページ単位課金により、複雑なドキュメントほどコストメリットが出ることを明らかにした。
Senior Engineer Insight
> Studioでのスキーマ設計からAPIへのシームレスな移行は、開発サイクルを劇的に短縮する。特に、項目数が増えてもコストが変動しないページ単位課金は、明細の多い請求書処理において強力な武器となる。ただし、同期リクエストでは1枚10秒を要するため、リアルタイム性が求められるWebサービスへの組み込みには、非同期ジョブ管理の実装が不可欠である。また、SDK利用時はエンドポイントの仕様差に注意が必要だ。