【要約】【AWS】AWS Summit Japan 2026 ~三井住友信託銀行の戦略的 AWS 投資と組織イノベーション~ [Qiita_Trend] | Summary by TechDistill
> Source: Qiita_Trend
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// Problem
三井住友信託銀行は、膨大なシステムを抱える中で、運用の標準化とビジネススピードの両立という課題に直面した。具体的には以下の問題が存在していた。
- ・システムごとに異なるインフラ構成による、設計・運用ノウハウの分散。
- ・ユーザー部門が直接SQLを実行するEUC環境における、品質のばらつきや無限ループ等の運用リスク。
- ・特定のベンダー技術への依存による、データ利活用の自由度の低下。
// Approach
同行は、システムの特性に応じた3層のIT基盤戦略を策定し、AWSをメインのインフラ基盤として位置づけた。以下の手法を用いて課題解決を図っている。
- ・インフラが必要な約250システムを原則AWSへ統合し、設計・運用の標準化を推進。
- ・OracleからPostgreSQLへの移行を完遂し、ベンダーロックインを回避。
- ・AWS上にEUC統制基盤を構築し、ユーザー部門に制限付きのセルフサービス開発環境を提供。
// Result
AWSへの戦略的投資により、インフラの統制とビジネスのアジリティを高い次元で両立させた。主な成果は以下の通りである。
- ・AWSの責任共有モデル活用による、セキュリティ運用の効率化。
- ・EUC環境におけるガバナンス強化と、ユーザー部門の迅速な開発ニーズへの対応。
- ・「Builder's Culture」の導入による、エンジニアのエンゲージメント向上と組織文化の変革。
Senior Engineer Insight
> 金融機関におけるクラウド移行の理想的なロードマップを示している。特筆すべきは、EUCという「統制が難しい領域」に対し、禁止ではなく「AWS上での制限付きセルフサービス化」というプラットフォーム的解決を図った点だ。これは、ガバナンスとアジリティのトレードオフを技術で解決する、極めて実践的なアプローチである。大規模トラフィックや厳格な統制が求められる現場において、この「統制のプラットフォーム化」は極めて重要な示唆となる。