【要約】ADXでトレンド初動を捕まえる戦略、5年と15年でこんなに違った話 - でも長期保有なら光が見えた [Zenn_Python] | Summary by TechDistill
> Source: Zenn_Python
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// Problem
投資家がテクニカル指標を用いて売買タイミングを制御しようとする際、利益の最大化と損失回避のトレードオフに直面する。
- ・売却ルールを設けると、NVDAのような急騰銘柄の利益を早期に確定させ、機会損失を招く。
- ・テクニカル指標のみでは、企業の構造的な衰退を検知できず、損失を回避できない。
- ・短期的なバックテストでは、エントリータイミングの運に結果が左右されやすい。
// Approach
筆者は、エントリーの精度を高めるためにADXを用い、エグジットをあえて行わない戦略を構築した。
- ・エントリー条件として、ゴールデンクロス、75日線の傾き、ADX(14)≧25の3条件を設定。
- ・エグジット案として「完全保有」「200日線割れ」「ADX低下」の3パターンを比較。
- ・Pythonを用い、Wilder式の平滑化を含むADX計算ロジックを自前で実装。
// Result
15年間の長期検証の結果、特定の条件を満たす分散投資においてインデックスを上回る成果が得られた。
- ・日経15年:等金額CAGR +15.59%(インデックス約+14%を上回る)。
- ・S&P500 15年:等金額CAGR +16.37%(インデックス約+13.7%を上回る)。
- ・エグジット戦略は、大化け銘柄を取り逃すため、HOLDに比べ成績が大幅に劣る。
Senior Engineer Insight
> 本戦略は、エグジットを放棄することで上昇トレンドの果実を最大化する、合理的なアプローチだ。しかし、ADXはトレンドの強弱を示すのみで、企業の構造的衰退を検知できない。実運用では、ROE等のファンダメンタルズ指標によるフィルタリングが必須となる。また、数百銘柄への分散投資を想定する場合、注文執行時のスリッページや管理コストが、理論上の期待値を毀損するリスクを考慮すべきだ。