【要約】ログイン成功率を上げるためのパスキー設計・実装 [Qiita_Trend] | Summary by TechDistill
> Source: Qiita_Trend
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// Problem
ジョブメドレーアカデミーの運営において、利用者がID・パスワードを忘れて受講できない問題に直面していた。共有PCを利用する特性上、端末へのパスワード保存が困難であり、毎回の手入力が負担となっていた。具体的には以下の課題があった。
- ・利用者のID・パスワード忘却によるログイン失敗の発生。
- ・共有端末での利用を考慮した、安全かつ簡便な認証手段の欠如。
- ・Webとモバイルアプリ間で、シームレスな認証体験が提供できていない点。
// Approach
ログインのハードルを下げ、かつ失敗を防ぐために、設計と実装の両面からアプローチを行った。ユーザー入力を最小化しつつ、あらゆる端末から確実にログインできる仕組みを構築した。
- ・usernameless方式の採用:Discoverable Credentialを利用し、ユーザー入力を不要にした。
- ・マルチプラットフォーム対応:RP IDを共通化し、Webとアプリ間で同一のパスキーを利用可能にした。
- ・クロスデバイス認証の実装:PC利用者が自身のスマホを用いてログインできるよう、QRコードを活用した。
- ・エラーハンドリングの正規化:OSごとに異なるエラーメッセージを整理し、適切な次の一手を提示した。
// Result
パスキーの導入により、ログイン体験が劇的に改善された。導入から約1ヶ月半で、以下の定量的な成果を得ている。
- ・パスキー登録者数が2.6万人を突破。
- ・Webにおけるパスキーログイン成功率が98.4%を達成。
- ・モバイルアプリにおけるパスキーログイン成功率が95.9%を達成。
Senior Engineer Insight
> パスキー導入はUX向上に直結するが、仕様の理解不足は致命的なUX劣化を招く。特にresidentKeyの指定ミスは、登録成功と見せかけてログイン不可にする「最悪の体験」を生む。また、モバイルOSの検証ファイル取得の非同期性や、プラットフォーム間のエラーコードの差異など、エッジケースへの泥臭いハンドリングが成功の鍵となる。ライブラリ任せにせず、仕様に基づいた厳密な設計が不可欠である。